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自由のためのディシプリン

仏教実践の研究と資料

私が所持する瞑想ガイドブックまとめ

本の紹介

現在所持している瞑想関係(ヴィパッサナー、マインドフルネス)を

まとめてみました。

タイトル著者系統特徴
マインドフルネス バンデ・H・グナラタナ アーナパーナサティ
シンプル
・もっともシンプルなアーナパーナサティの実践
・実践の際の様々な工夫が詳しく平易に語られている
・続編(『マインドフルネスを超えて』『8マインドフルネス・ステップス』では高度な内容を扱っており、同一の著者の作品によって完成までの見通しがつけられる
呼吸によるマインドフルネス ブッダダーサ比丘 アーナパーナサティ
ブッダダーサ
・アーナパーナサティを用いたシステマティックな実践
・実践全体を16のステップに分け段階的に行う
・ヴィパッサナーではなく基礎としてのサマーディの訓練を重要視する
呼吸による癒し ラリー・ローゼンバーグ アーナパーナサティ
ブッダダーサ
ブッダダーサ比丘の方法を指導するアメリカの実践家の著作
・著者の豊富な実践と指導経験から各段階が詳細に語られている。
自分を変える呼吸の瞑想法 アルボムッレ・スマナサーラ マハーシ
慈悲
・マハーシ長老の方法を独自にブラッシュアップしたもの
・必要かつ十分な説明でマハーシの方法論によるヴィパサナーを紹介している
ブッダの瞑想法 地橋秀雄 マハーシ ・マハーシ長老の方法を独自にブラッシュアップしたもの
・明晰で詳しい説明
・実践者の実体験が読める
ヴィパッサナー瞑想 マハーシ・サヤドー マハーシ ・マハーシ長老自身による初心者向けの指導
・マハーシ長老自身の説明、本物の修行がどういったものかわかる
ブッダの<呼吸>の瞑想 ティック・ナット・ハン マインドフルネス
ティック・ナット・ハン
・アーナパーナサティをティック・ナット・ハン師独自の見方から解説したもの
上座部仏教の伝統的な技法を大乗仏教の文脈において捉え直している。
・幸福感や慈しみの心の実感を大切にする。
マインドフルネスを始めたいあなたへ ジョン カバットジン マインドフルネス
セラピー
・セラピーとしてのマインドフルネスの第一人者の著作
・著者自身の豊富な実践、特に禅における実践の影響が強く感じられる。
智慧の光 パオ・サヤドー パオ ・パオ・サヤドー自身が清浄道論に基づいた厳密な実践の理論と実践を説いたもの。
・アビダンマに基づいた正確な用語。
・実践の意図が体系的に位置付けられている。

 

<各系統に関しての簡単な説明>

・アーナパーナサティ

 中部経典『アーナパーナサティスッタ』に基づく瞑想法。

 実践の仕方としては、呼吸を鼻口あるいは人中(鼻と口の間)で感じ、

 その感覚に集中し続ける。実践として一番シンプルなもの。

 アチャン・ブッダダーサの方法論では『アーナパーナサティスッタ』で描かれた

 四念処(身、受、心、法という四つの瞑想対象)を経典の通り、16段階に分け

 漸進的にに実践できる、システムとしている。

 

・マハーシの方法

 四界分別観を簡易化したものをベースに、四念処全てに現れる現象を順次随観

 (追いかけて観察)していく方法。対象に意識を向け瞬間的に認知する

 (サティ)を実践の柱としている。

 またサティに言葉による確認を付随させる

「ラベリング」という補助の方法が特徴的。

 

・マインドフルネス

 もともとはパーリ語の"sati"の英訳語である"mindfulness"が瞑想法を表す言葉として

 定着したもの。

 現在日本に入ってきている「マインドフルネス」の源泉となっているものは

 おそらく3系統あると思われる。

 1、ジョン・カバット・ジン博士が医療の現場に瞑想を持ち込んだ

   セラピーとしてのマインドフルネス。

 2、ベトナム出身の世界的な禅僧ティック・ナット・ハン師が指導する

   フランスのプラムヴィレッジで行われている方法。

 3、バンデ・H・グナラタナ長老の著作『Mindfulness in Plain English』

   で描かれたようなテーラワーダ伝統のアーナパーナサティ。

 

・パオ僧院の方法

 清浄道論に基づいた段階的な修行システムに則った方法。

 厳密な証悟の方法論を持ち、それを明確に観察するため高度な

 サマタの修行を必要とされる。